明治四十年一月十六日
平野楢蔵六十日程以前より身上不足に付願

さあ/\尋ねる事情/\身上から事情尋ねる。いかな事であろうと思う処、どうでもいかん/\と思うから尋ねる。尋ねるから一言事情話して置く。さあ/\身上一つ辛い/\、一つどうも辛い。誰がどうしてやろう彼がこうしてやろう、どうも分かり難ない。さあ/\一人の身上一つ事情の台という。皆々撫でさすりは言うまでやない。どうこう一つ心得から事情、さあ/\長らえての道筋と言う。どういう事こういう事皆々それ/\の心の理にあろう。身上に一つ事情掛かれば、どうしょうこうしょうと思うても、どうもならん。一つ心の思わくの理立て替え。もうこれからというものは、めん/\事情に一つ又多くの中も一つ、何処から見てもほんに偉いものやなあ、ほんに大きなものやなあ言うて居る。何でもと思う心無くば、何にも出来るものやない。もうこれからというは、めん/\も何年も置いて貰おうと思えば、皆々皆の心に委せるのやで/\。されば一つ心の理外さん心に治めてくれ治めてくれ。さあ/\身上は未だ/\やで。さあこれから一つ心に篤と治めてくれ。めん/\はもう生まれ更わりたように成れ。すれば、さあ/\身上何も案じる事要らん。案じた分にゃならん。これからというは、年限を楽しむ心。
談合中又御話
さあ/\心は今日生まれた人の心に替えて了え。生まれ児には思わく無い。さあさあこの事情から年限は未だ/\。さあ/\心は今日生まれた人の心に替えて了え。生まれ児には思わく無い。さあさあこの事情から年限は未だ/\。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です