明治三十九年十一月二十七日
寺田半兵衞六十七才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上という、一つ理を尋ねる。尋ねるからは、だんだんいろ/\一つ/\運んで居るやろう。事情一寸さしづして置く。まあこれまで長らく道中道すがらに、だん/\いろ/\な日もある。これでなあ/\思い/\の事あろう。なれど、よく事情心に楽しみ、楽しみの理を早く諭してくれ/\。これまでとんと心運ぶ尽す理は、皆受け取りてある程に。受け取ってある程に。成らん中運んだ日ある。一日の日尋ねたら、こういうさしづあると心に楽しましてくれ。一時どうではない。なれど、余程大層。後々の日の事情、一日の日も楽しましてくれるよう。