明治三十九年三月九日
甲賀山田太右衞門次女ます二十才山田初造弟音松二十六才と結婚願

さあ/\尋ねる事情/\、縁談一条事情一つ尋ねる。尋ねるには皆々どちらこちらこれで/\と一つ事情、さあ/\一つ皆々それ/\の親々との心事情、それ一つ。さあ/\これでこそ/\道と言う。どちらこちら頼もしいと言う。将来の心将来の心。事情願通り許そ/\、さあ許し置こう。

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