明治三十七年五月二十五日
村田幸助養子に付伺(村田幸助の養子を貰い受けしに、やむを得ざる事情から、その者は親里へ返し、今度改めて南本武平の六男留吉二十二才を貰い受け度き儀願)

さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる事情縁談一つ事情、前々事情は余儀無くという、余儀無く一つ理。これよう縁談事情聞き分けにゃ分からんで。どうというこうという一つ理無いもの。さあ/\よう聞き分け。一日の日を以て尋ねる一つ心、縁談重重の理運んでやれ。これ将来の心に治め。一度一つの理生涯の理治める。なれども、どうもならん。親子と言うても、兄弟と言うても、めん/\心から一つ/\の理変わる。どうもならん。一つめん/\心であるから、どんな徳があるとて、心に治まり無くてはどうもならん。さあ、これ何かの事情に、一つ改めてこうと、一日の日の心、さあ/\皆々心に治め。こうと言えば、許そ/\、さあ許し置こう。

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