明治三十七年十二月十四日
過日のおさしづにより、一同協議の上第一部下を養成するに対し、以前教会に関係ある本部員整理のためその教会に赴き、関係の無き教会は教長の命により、神様の御許し頂戴の上それぞれ教会に養成するため出張する願

さあ/\尋ねる事情/\、前々の事情から一つ理を尋ねる事情、いかな事情も尋ねにゃ分からん。さあ/\よう皆々心にしっかりと心に治め。道というものは、成程という理持たにゃならん。先々と言うであろう。遠く所と言うであろう。人間業で出来ると思うては違う。人間業で出来るものやない。遠き所は遠き所のように計り、一目に見て居る。そこで先々先ずどれだけの事になろうという。これを皆よう聞き分け。一年二年三年、皆揃うた年は無い。苦しみの道通りてこそ立つ。大きく成る。これから、大き心を持ってくれにゃならん、持ってくれにゃならんの処、一々物を持って行て、どうとは出来ようまい。そこに一つの情愛という心ある。一人救けたら万人救かるという心持ってくれ。一人狂うたら万人狂う。成らん事せいとは言わん。一人救けりゃ万人救かるという理、心に治めにゃならん。何が違う。幾国何人あろう、元一所。子供、一人育てば皆々育つ。一人潰せば皆潰れる。長い道筋の間、年々に寄り合うた。変わりた話、変わりた話と思うやろう。そうやない。前々から、田の中、野中の事思うて見よ。神は嘘は言わん。教祖存命伝えたる。年限まで切って聞かしたる。これだけのもの、どれだけのもの、金持ったて世界に拡げられるような事はない。これは皆、神の守護。楽しみ中も違わん。楽の中に苦しみという。苦しみの処、通り抜けにゃならん。元々から大きものは無い。一年は一年、二年は二年、三年は三年の理、見えて無くば嘘である。そこで皆々心を持って、こうもせにゃならん、どうもせにゃならん、と、めん/\の心に持ってくれにゃならん。時聞き分けて談じ合い/\の心、水も漏れんよう十分運べば、神の守護と言う。神の守護は珍しきもの。暫くの間難し、困難、道も困難、世界も困難。辛抱という、元の心見てやれ。これから見れば、どんな辛抱も出来る。年々に重なりたる。これを、しっかり聞き分けてくれ。皆成らん中からする肥、肥というものは、早い目からせにゃ、出来やせん。どんな艱難も踏ん張りてくれ。
教祖の二十年祭も近づき、表門西へ石垣を築き塀を設け内部の設計致し度く願
さあ/\まあどうなりこうなり、これだけどれだけ、どうせにゃならんとは言わん。皆々精一杯にして居る処は見て居る。なれども、年限思えば、もうなあという心あれば、心だけ許す。無理にどうせいとは言わん。時という、旬という、世界から見ればどんな事も見て居る。成らん事無理にせいと言うた処が出来やせん。もうこれだけと言う。皆心、一つの心に成りてくれ。一つに成れば強いもの。そも/\の心は、どうしてやろうこうしてやろう、と言うたとて、出来ん。そこで暇が要る。もうこれから、皆心というは、一人の心にようあれだけの心を揃うたなあというは、世界にどんな事も映る。これをよう皆々の心に持ってくれにゃならん。さあ/\まあどうなりこうなり、これだけどれだけ、どうせにゃならんとは言わん。皆々精一杯にして居る処は見て居る。なれども、年限思えば、もうなあという心あれば、心だけ許す。無理にどうせいとは言わん。時という、旬という、世界から見ればどんな事も見て居る。成らん事無理にせいと言うた処が出来やせん。もうこれだけと言う。皆心、一つの心に成りてくれ。一つに成れば強いもの。そも/\の心は、どうしてやろうこうしてやろう、と言うたとて、出来ん。そこで暇が要る。もうこれから、皆心というは、一人の心にようあれだけの心を揃うたなあというは、世界にどんな事も映る。これをよう皆々の心に持ってくれにゃならん。
しばらくして
さあ/\ちょと一言言うて置く。まあ年を明けたら何年になる。これではいかんというは、十分の心。成るだけ許すと言うてある。なれども、よう一つ成るだけの事、心だけ許す/\と言う。まあ、ちょとの働き/\、日々世界からよう出来るなあと言う。一つ中にどうであろう、まあ心によう/\と言う。あれかいなあと心に微かにほっと見える。世界の理よいはなあと、そこで一つ夜が明ける。夜が明けたら、そらなあと言う。楽しむ日が、つい見えてあるのやで。これを、ほのかにちょと知らし置く。さあ/\ちょと一言言うて置く。まあ年を明けたら何年になる。これではいかんというは、十分の心。成るだけ許すと言うてある。なれども、よう一つ成るだけの事、心だけ許す/\と言う。まあ、ちょとの働き/\、日々世界からよう出来るなあと言う。一つ中にどうであろう、まあ心によう/\と言う。あれかいなあと心に微かにほっと見える。世界の理よいはなあと、そこで一つ夜が明ける。夜が明けたら、そらなあと言う。楽しむ日が、つい見えてあるのやで。これを、ほのかにちょと知らし置く。
先刻のおさしづ一人の心から万人救かるという処は、先々担任教師の事を仰せ下されたるものかと申し上げる
さあ/\皆々これ多くの中所々国々という、まあ、あの者かいなあと言う。所々の理、そこで心の使い方、心の使い方、たゞしどんなもある。人と言うたら一人と言う。一人救けたら万人救かる。皆これだん/\に国々へ廻りて見て居る。一人の中に三人五人も何十人もあると言う。その中の心散乱の心なって、何ぼう言うたとて、心から出る者はどうも仕様が無い。今日は西とも東とも分からん心ある。それはその中の理、苦しんだ者の中に、一人でも誠結んで、聞き分けて居る者無いとは言えん。元一つの心から、どんな者も出来る。その心見てやれ、聞いてやれ。これは種に成る程に/\。ほんに今までと言う。今はなあ、今はこういう道で、今日はどうしょう明日はどうしょうと、落ち着いて了うた者もある。道に離れられず、道に付いて居た処がなぁと言う者もある。一寸々々と言葉でなりと満足与えば、それから一つ理も分かって来る。成程という心持ってくれ。あんな者こんな者と言うて了うてはならん。これがいかんあれがいかん、と言うは、道の疵と言う。あちらが曇り、こちらが曇りするから、暇が要る。折角細道付け、これだけこう成るは容易で成るものやない。道のため、今日の日行かんと言うて送りて居る者もある。種というは、些かのものから大きものに成る。年々に作り上げたら、どれだけのものに成るやら知れん。しっかりと心に聞き分けたか。さあ/\皆々これ多くの中所々国々という、まあ、あの者かいなあと言う。所々の理、そこで心の使い方、心の使い方、たゞしどんなもある。人と言うたら一人と言う。一人救けたら万人救かる。皆これだん/\に国々へ廻りて見て居る。一人の中に三人五人も何十人もあると言う。その中の心散乱の心なって、何ぼう言うたとて、心から出る者はどうも仕様が無い。今日は西とも東とも分からん心ある。それはその中の理、苦しんだ者の中に、一人でも誠結んで、聞き分けて居る者無いとは言えん。元一つの心から、どんな者も出来る。その心見てやれ、聞いてやれ。これは種に成る程に/\。ほんに今までと言う。今はなあ、今はこういう道で、今日はどうしょう明日はどうしょうと、落ち着いて了うた者もある。道に離れられず、道に付いて居た処がなぁと言う者もある。一寸々々と言葉でなりと満足与えば、それから一つ理も分かって来る。成程という心持ってくれ。あんな者こんな者と言うて了うてはならん。これがいかんあれがいかん、と言うは、道の疵と言う。あちらが曇り、こちらが曇りするから、暇が要る。折角細道付け、これだけこう成るは容易で成るものやない。道のため、今日の日行かんと言うて送りて居る者もある。種というは、些かのものから大きものに成る。年々に作り上げたら、どれだけのものに成るやら知れん。しっかりと心に聞き分けたか。

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