明治三十七年十一月二十七日
増田亀次郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一つ事情いかな事であろうと尋ねる。もうよかろうか/\思い/\処、余儀無く事情である。尋ねるから諭してくれ。いかな事情も道の成り立ちから心の理、成り立ちの理聞き分け。どうせこうせは言わん。一つの心、あちらでもこちらでもと思う処、連れ添う家内、安楽心何不自由無く暮らしたのに思う事情、これから元々心をよう聞き分け。内々何一つ、身上一つ何か一つ、幼少より中、こういう一つの道に心の理、身上切なみ成ったら、これをよう聞き分けねばならん。道の理一代切りと思う。道は末代、人間は一代。安楽一つの理、日々に思う心間違って居る。一つ年限楽しんでくれ。又候こんな事と心を持って、一代の理でない、末代道の理はころっと取り替え。成程と言えば、神が受け取る。こんな事でなあと思うな。これから楽しんで心という。楽しんでくれ。どんな大きものでも、無くなって了う。小さいものでも、成人して大きく成ったものもある。不自由の心忘れてくれ。一時どうともない。精神ころっと入れ替え。しいかり踏ん張って、楽しましてくれ/\。

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