明治三十七年九月十五日(陰暦八月六日)
増野道興昨年東京方へ学問修行に出ました処御詫び申し上げ、本年も再度修行に上京致し度く、もっとも在京中に脚気病悩み帰宅後全癒、十五日前に左の肩怪我致し居り、再度上京の儀御許し願

さあ/\/\尋ねる事情/\、さあ/\いかなる事情も尋ねにゃ分からん。さあさあ人々という小児という、小児にも数無き小児。どうしてくれこうしてくれ、どうこう一つ心というありて親の心という。どう言うたてこう言うたて。なれども、これよう心得にゃ分からんで。さあ/\何処にどうして居るも同じ事、無理強ってと言うや、やってもよい。なれども、これ一つ身上に知らしてある。何よの処もどういう事も、さあ行きたいと言うや、やってもよい。何よの事心に十分立ち寄りて掛かる処、行く事要らんとも、行けとも、そりゃ言わん。なれど身上に不足なったら戻らにゃならん。又一つ事情治まりて治まらん。小児一つの理よう聞き分け。さしづ一つをやの心と言う。事情先に一つ理であるという事、諭してやってくれるよう。

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