明治三十七年七月十一日
増井幾太郎四十二才小東フミ二十八才結婚御許しの儀願

さあ/\/\尋ねる事情/\、縁談事情尋ねる事情、一日の日を以て尋ねる事情、一つ理一つ心互い/\事情一つ一日の日の心事情、いずれも長らえての事情であろう/\。どちらもこちらも前々事情話し合い、どうしてこうして思う。一つ理成るようにして、どうこう一日の日を以て尋ねる事情、事情将来心の理なら十分の理。心を運んでくれ。一時取り急ぐの事情に、事情は速やか許そ/\。さあ許し置こう。

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