明治三十七年五月十六日
桝井政治郎妻スヱ三十九才安産後の身上障りに付願

さあ/\/\、さあ尋ねる事情/\、さあ身上事情尋ねる。身上の理尋ねる。いかなる事情も諭するによって、よく聞き分けにゃならん。さあ/\よう聞き分け。第一一つ許しという、許しという。心の理皆々あろう。この一つ理からよう聞き分けにゃならん。どういうものでこういう事になった。さあ/\よう聞き分け。第一許しという、世界にまで及ぼしたる。身上の処、安産楽々の後こうなる。後考えも付こうまい。さあ/\よう聞き分けにゃならん。安産からこうなると更に持つな。これは世界では大層の理である。安産から後一つの理である。さあ/\何でこうなる。よう聞き分け。この理後々身上成ると成らんの理、事情いんねんの理諭し置くによって、よう聞き分け。難儀さそう不自由さそうという親は無い。兄弟は無い。この理から諭すから、よう聞き分け。まあ一時の処、一時どうとは無い。いんねん親々、それ兄弟、それ皆々の心も無くばならん。このいんねん諭してくれ。これだけの順序の理諭するによって、よく聞き分けにゃならん。ほんにそうやなあと言えば、身上の処一時どうとは案じる事要らん。親々日々と言えば心だけの事。家、しっかりと、これを定めてくれ。
押して、桝井の次男安太郎の事でも御知らせ下されますか
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\前々心一つ事情、どちらからこうこちらからどう、善い理と言うて成程と一つ順序の理治めたもの。事情によって、善きも悪しきも、親子でも兄弟でも、心の理は別派。たゞ心まで。日々日過ぐる。第一これよう聞き分けにゃ分からせん。親の心に取れば可愛もの。ならんという人の心、親のいんねんと言う。これ一つよう聞き分けにゃ分からん。年限経ったその後は、どうこうと言う。日々の事情、同じ兄弟同じ中にも、良く暮らして居るもあれば、どうこうとも言う。人心というは、めん/\のもの、身上かりものの中に、心に間違い、又々自分からの心はどうもならん。長らえての道筋、生まれ子同様、一つ心から一つ事情。成らん堪忍するが堪忍、という事もあるやろう。さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\前々心一つ事情、どちらからこうこちらからどう、善い理と言うて成程と一つ順序の理治めたもの。事情によって、善きも悪しきも、親子でも兄弟でも、心の理は別派。たゞ心まで。日々日過ぐる。第一これよう聞き分けにゃ分からせん。親の心に取れば可愛もの。ならんという人の心、親のいんねんと言う。これ一つよう聞き分けにゃ分からん。年限経ったその後は、どうこうと言う。日々の事情、同じ兄弟同じ中にも、良く暮らして居るもあれば、どうこうとも言う。人心というは、めん/\のもの、身上かりものの中に、心に間違い、又々自分からの心はどうもならん。長らえての道筋、生まれ子同様、一つ心から一つ事情。成らん堪忍するが堪忍、という事もあるやろう。

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