明治二十一年
村田すま事情に付願
さあ/\尋ねる事情さしづと言えば、人間心のさしづは無い。さしづを以ちて道を運べば、神の道であって、一つが道である。神一条のさしづは、どうでもこうでも治めにゃなろまい。どうしたらよかろう、こうしたらよかろう。こう成る、どう成る、これからどういう、先々に伝えたる神一条いう。神一条のさしづは違わん事。事情尋ねるまでゝある。さあ分からにゃ尋ね。どういう事も尋ねるであろう。さしづ人間心は要らん、世界の心は要らん。この所始め掛ける道という、人間から始め掛けたる道やない。神一条の道なら、生涯という。難しい事せえとも言わん。一日に入りて、一日に治めとは言えようまい。一にはやしき踏み込めば、一寸にはやしき踏み込めば、一寸の理を運ばねばなろうまい。今日かと言う、明日からとは言うまい。神の道は、成ろうと思ても出けねば、神の道。今日から始まった道やない。
押して願
さあ/\楽しみというは、めん/\せねばならん。どちから出けるも、神の道から出ける道。それだけの事を分けて了えと言うやない。独り出ける。悟り違えば遠もない、近いもある。なれど、どうしたるいいこうふれたる道である。神一条の道というは、独り出けて来るは神の道である。どちらにどうせえとも言わん。独り出けて来る神の道である。生涯という道なら、しようまいと思ても独り出けて来るで。これだけ諭して置こう。さあ/\楽しみというは、めん/\せねばならん。どちから出けるも、神の道から出ける道。それだけの事を分けて了えと言うやない。独り出ける。悟り違えば遠もない、近いもある。なれど、どうしたるいいこうふれたる道である。神一条の道というは、独り出けて来るは神の道である。どちらにどうせえとも言わん。独り出けて来る神の道である。生涯という道なら、しようまいと思ても独り出けて来るで。これだけ諭して置こう。