明治三十五年十月七日
諸井政一身上九月二十九日一時迫り切り又それより日々と送れるに付分教会役員一同揃うて願

さあ/\だん/\尋ねる事情、身上の理尋ねる事情、さあ/\もういかなさしづも前々に諭し置いたる。又一時鮮やかならん/\中に、なあとてもなあと言う。一つ身上から何か諭し置く。聞き分けにゃ分かり難ない。身上長らえてなあ/\残らず、時々折々皆思うやろう/\。思う処に一つ諭し置くによって、よく聞き分けにゃならん。どういう事であろうこういう事であろう、と思うは理であろう。よう聞き分けにゃならん。どういう理聞き分けるなら、何よりと言うは、皆多く立ち寄る理は道の理から成り立ったるもの。何ぼ遠く所でも運ぶ理は、道の理から何でも無い事であろうまい。是非無く皆心合わせてすれば、何よ分かる。どんな事も自由と言うたる。自由というは、何程の金銭積み立てたと言うて成るものやない。この心から先運ぶなら、何が成らんやない。何よう一時越したる。もう一時暫く/\なれど、大層追々というは、何程の楽しみとも分からん。どんな事も皆世上見てどういう事も、こういうたんのう治め。一夜の間にもどういう事、こういう事もある。この理から聞き分けば分かる。たゞどうなるも心繋ぎ/\日を楽しんで行くなら、どんな難しい処でも連れて通る。よう聞き分けにゃ分かり難ない。道は末代、理は末代、この理持ってくれ。いかなさしづも籠もりある。どんな事も、世上の理見てたんのう治めてくれるよう。まあ一先ずと、一寸言うて置こう。

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