明治三十五年五月十一日
諸井政一復籍の願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\年限数えてみよ。中にもさしづ/\及んだる処、家内と言うて中にも、どれこれはない。当分々々という、皆なろうまい。思やん余儀無く理である。時という、理という、家内一戸やない、二戸やない。何ぼうでも出来て、頼り沢山あっても、無くなった理から見れば、十分であろう。この一つ思やん、談示合いからこれがよかろ/\、一軒仕舞と思えばどうやこうや思わんならん。楽しんで置け。何ぼうでも出来れば楽しみ。暮れる日を待つようではならんで。朝から晴天の日無ければなろうまい。悔やしんだら、何ぼうでも悔やしまにゃならん。これで治まり/\と言えば止めはせんで。心置き無うするがよい。一戸やない、二戸やない。この心持ってくれにゃならん。

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