明治三十四年十一月二十六日
永尾よしゑ御願でありますが、鳴物稽古に皆私の処へ御越し下されますが、そこで手を付けさして貰われん事は御座りませんけれど、元は上田ナライト、辻とめぎくの三人でありますから、私一人で手を付けさして貰いましてはすみませんから、いかゞ致しまして宜しく御座りますやと願

さあ/\尋ねる/\、何も彼も尋ねる。詳しい尋ねば詳しいさしづする。さしづ通り守るは道である。守らねば真実とは言えようまい。尋ねるから詳しいさしづする。皆そうでなくばならんというようになる。さあ/\鳴物々々、最初は拍子叩いて天理王命と言うて、それより始め。年限からどれもどう、これもこうと、それ/\だん/\分かり来たる。ほんの一寸の声から始め掛け/\。前々何やら彼やら分からん処から始め。世界始めたのも同じ事、人間拵えたのも同じ事。元々分からん処、だん/\年限から成りたる。最初初めは種を蒔く、芽を吹く。それよりだん/\花が咲くまでは、どんなものというようなもの。なれど、日柄経つ。日を定まって花が咲く、実がのる。これも同じ事。元々より仕切りた事何も分からんもの。これから一つ道理聞き分け。今はお手振りと言う。これは元々何じゃいなあというような処から始めたるもの/\。元々何が何やら分からん。ほんの言葉分かるだけのもの/\。又鳴物という。人々はそれ/\さしづして運んだものなれど、鳴物それから出たものなら、さあ/\教えてやれ/\。心置き無う教せてやるがよいで。
鳴物衣服の襟は赤という事に聞いて居りますが、今日にそう致しますは恐れ入りますから、有り合わせでまち/\でありますから、白という事にさして貰ろたらという話もありますから、どちらに致しまして宜しきや願
さあ/\尋ねる。尋ねてさしづを以てすれば十分。今一時の処、どうも赤衣着てつとめせにゃならんなれど、その事は一寸暫くと言う。よう聞き分け/\。そこ/\運び来たるなれど、未だ一つ順序どういう処どうなる、こういう処こうなるとさしづ及んでない。今の処一寸何も揃たという事は無い。未だ時が早いによって、まちまちでもだんない。よう聞き分け。外に錦は要らん。外の錦はどうもならん。心に錦無くばならん。さあ/\仕損いありてはならんで。よう聞き分け。あちらもだんだんこちらもだん/\。やしき取り決まった事出け難ない。そこで、つとめは真実の心に持って勤めるがよい。仕切りた事さしづしてない。そこで衣服まち/\でも構わん。前々より諭したる。心の真実を以て、心に赤衣を着て早く通るなら、追々という道十分付け掛けたるで。さあ/\楽しめ/\。さあ/\尋ねる。尋ねてさしづを以てすれば十分。今一時の処、どうも赤衣着てつとめせにゃならんなれど、その事は一寸暫くと言う。よう聞き分け/\。そこ/\運び来たるなれど、未だ一つ順序どういう処どうなる、こういう処こうなるとさしづ及んでない。今の処一寸何も揃たという事は無い。未だ時が早いによって、まちまちでもだんない。よう聞き分け。外に錦は要らん。外の錦はどうもならん。心に錦無くばならん。さあ/\仕損いありてはならんで。よう聞き分け。あちらもだんだんこちらもだん/\。やしき取り決まった事出け難ない。そこで、つとめは真実の心に持って勤めるがよい。仕切りた事さしづしてない。そこで衣服まち/\でも構わん。前々より諭したる。心の真実を以て、心に赤衣を着て早く通るなら、追々という道十分付け掛けたるで。さあ/\楽しめ/\。

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