明治三十四年三月二十二日
松村吉太郎東京本局に対する件申し上げて後上京する事願

さあ/\尋ねる事情/\、いかな事情も尋ねる。尋ねば事情の諭も無けにゃならん/\。無くては頼りになろうまい。どういう一つの事情、どういう事こういう事、精神一つ以て掛かった処が行かん。行かんやない。止めて居る。皆古き話に十分伝えたる。今日と明日と分からん。今日の日は今日に分かる。明日は分からん。明日に無けにゃならん/\。心以て万事一つ皆の中一つなら、何も言う事無い、思う事無い。この道は皆一つから始め掛けたる。皆大抵知らず/\、あれも聞いたこれも聞いた事は、鮮やかならん。皆めん/\通りよい道ばかり思やんして居る。よう聞き分け。この道は容易な道やない。往還、往還危ない、細い道は怪我無いと、惣々諭したる。細い道は危ない、往還は何にも危ない事無いが道なれど、往還道は危ない、細い道は危ないないとはどういう事。よう聞き分け。これまで通りて来たは、神が連れて通りて来た。神の道往還道やない。掛かり、何処からも用いった道やない。よう聞き分け。教祖一つ天より天降だり、道付け掛けたる仮名な道、この道は一つ皆楽々行くは行きよう良、重荷担いで細い道は通り難くい。往還道通りよい。なれど、一日尋ねる処どうしてこうして言うた処が、これと定まりない/\。なれど、その日/\心に弁えて行くがよい。
その日/\の場合と仰せ下されます事かと願
さあ/\楽をしては通れやせん。どうでもこうでも、どうなろう知らんというような事無く、明らか見えやせん。中に一つの心で、一条の糸なら切りゃせん。なれど、あちら結びこちら結びては、何時どういう事になるやら分からん。細い糸でも、一条程堅いものは無い。一条の道やなくばならん。なれど、あちら結びこちら結び、何程大き綱でも、ほどけたらばら/\。これ聞き分け。これ以て、万事談示の元になると定めてくれるよう。さあ/\楽をしては通れやせん。どうでもこうでも、どうなろう知らんというような事無く、明らか見えやせん。中に一つの心で、一条の糸なら切りゃせん。なれど、あちら結びこちら結びては、何時どういう事になるやら分からん。細い糸でも、一条程堅いものは無い。一条の道やなくばならん。なれど、あちら結びこちら結び、何程大き綱でも、ほどけたらばら/\。これ聞き分け。これ以て、万事談示の元になると定めてくれるよう。
野田幹事の処止める事に付御願
さあこれまで道のため、なじみという/\。心安い者/\なら、何処へ行ても心安い。これだけ/\と、気を休めてやるがよい。さあこれまで道のため、なじみという/\。心安い者/\なら、何処へ行ても心安い。これだけ/\と、気を休めてやるがよい。

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