明治三十三年十一月五日
空地光治身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\身上に理がいかなる事であろう、尋ねる事情事情、さあ尋ねるには、これ余儀無く事情を尋ね。尋ねば、又一つ、先々の楽しみまでの一つ諭するによって、その心以て、しっかりと治めてくれにゃならん。この道というものは、容易大抵の道やないで/\。遠い所順序というもの諭するには、同し所働く処/\、皆受け取りある。そんならこの身上どうであろう。一つ不足である。皆為す処の事情、先々には、日々伝える一つ理の中を聞き分け。同じ事なら、内々めん/\も一つならん/\身上どうや知らん、と案じる事は無い。いかな事でも諭し置く。何よの事もどういう事も、行き方/\分からん。行き方分からんも神の子供/\。何でも身上悩みてたんのう出来やせん。なれど、世上の難を見てたんのうさしてくれにゃならん。長らく身上悩みありて、満足出来やせん。なれど、前生いんねん事情さんげとも言う。一時どうとはない。大層々々なれど、道というものは、一代と思たら頼り無い。この道は、幾重長らく世上に治まりたる。この心を持って。皆案じる事要らん。しっかりと聞き分け。
押して、栗原北上両名称の事願
さあ/\尋ねる事情/\、所々さあ同じ部下内、所々幾所もある。これは皆惣々中思て居るであろう。どんな所でも道は付ける/\。前々事情に尋ねたる。名称許し置いたる。年限は暇が要る/\。要るのやない。同じ所にて早速に成る成らん。こら年限の来たらんのや。成る成らんは道の理。道の理なら成らにゃならん。所々一つ遅れる/\。そこで、どうでもこうでも立ち切る。どうせこうせいは言わん。無理にどうせいとは言わん。口に唱えたとて、心に唱えねばならん。成る理を取りて、心に長う楽しんでくれ/\。さあ/\尋ねる事情/\、所々さあ同じ部下内、所々幾所もある。これは皆惣々中思て居るであろう。どんな所でも道は付ける/\。前々事情に尋ねたる。名称許し置いたる。年限は暇が要る/\。要るのやない。同じ所にて早速に成る成らん。こら年限の来たらんのや。成る成らんは道の理。道の理なら成らにゃならん。所々一つ遅れる/\。そこで、どうでもこうでも立ち切る。どうせこうせいは言わん。無理にどうせいとは言わん。口に唱えたとて、心に唱えねばならん。成る理を取りて、心に長う楽しんでくれ/\。

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