明治三十三年十月十七日
浅井勝太郎四十六才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上に一つ事情尋ねる。一つ心は余儀無く心であろ。余儀無く事情から尋ねる。尋ねるから一つ順序さしづする。さしづはよう聞き分け。取り違い聞き違いあってはならん。さしづに違いは無い。身上治まれば、心こうと治まれば、未だ/\順序道ある。よう聞き分け。いつまでも通ろうと思た処が思やんしてみよ。身に不自由ありて楽しみあろまい。どういう商法どういう商売、どうこう言えない。なれど、よう聞き分け。身上から聞き分けば、成程分かる。多く中、道という、遠く所やない。近い所に、治まったる処聞き分けば、ほんに成程と分かる。身の処切なみどうやこうや、だん/\追々話はほんにと言う。万事どうせこうせい言わんで。身上長らえ楽しみやと、真に治まれば、皆々道理集まればよかろ。これ万事の理に留まると、さしづして置こう。