明治三十三年十月十一日
狩野一平十四才身上願(日本橋部内溝呂木支教会所担任長男)

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\まあ一度一つ事情、それ/\の道理、理を聞いて真に治まれば、心得ん事情一寸治まり、又候々々ならん/\事情尋ねる。いかな事であろ、どういう事であろうと尋ねる。尋ねるから、一つさしづ及ぶによって、一つ道理から、道のため一つ通り一つ理、これだけどうするこうする、内々こんな事と、これ一寸あろ。そら一寸ほどいてやろ。よう聞き分け。さしづ以て話し難くい事ある/\。神が、真の諭す理は、鮮やか諭してくれ。諭よう聞き分け。道を尽す運ぶ、これだけという心、よう思案してくれ。まあ軽い事情に諭し置こう/\。皆集まる中は、道理から集まる。皆々心一つに持ってくれにゃならん。心一つに持ってくれば治まり、一時治まる。理が治まれば身上も治まる。治まるで。何よだんだん諭し数々しては、思い違い取り違いあってはならん。仮名な事、仮名な事は深い理やで。この道は理の道、我が出してはならん。又、めん/\どれだけすれど、大層はどうもならん。一時ありても戻る理どうもならん。成るだけ運べば、又人の事思えばずつない事もある。これ順序の道だけ諭し置こう。これを皆々諭してくれ。

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