明治三十三年十月七日
増井とみゑ身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上の処、どうでも勝れん。日々の処どうも心得ん。他にも思う。又主も思う。前々諭したる。心だけどうでも、一時成る成らんではあろまい。聞いた処から皆んな寄り合うてる道、皆聞き分けての道、若き年寄りは無い。年の取れたる者は成らん理とはこれ思わんよう。これまで道、通り難くい道通りたる。運んだる。はぁと思たる芯の心忘れるに忘れられん。これしいかり話して、しいかり発散。一日の日も早く、成ってからどうもならん。真に理を治めて、何も心に掛けんよう、心思わんよう。又聞かす事要らん。よう聞き分け。一時どうとない。身上という心という、眺めて一つ、どうと、理以て楽しまさにゃならん。これ聞き分けて、悠っくり楽しまさにゃならん。
押して、おつとめの鳴物の事に付ての事申し上げ
さあ/\つとめ/\と言うたる。つとめの時、何も遠慮は要らん、遠慮は無い。人と言うたら気兼ね要らん。初めから道理治めたる。その道理。めん/\も古き理ある。こら若い者は分からん。分からん者今に花咲いたように思う。理も違わん。今はぁと思う処、今一時発散。はっと思う処心に持って行てはならん/\。早く発散心掛けては是非理にならん。忘れるに忘れられんというは、人間の心に鮮やか心持って前々から通りたる道ある。これ心に持って日が来る/\と、心に楽しますがよい。さあ/\つとめ/\と言うたる。つとめの時、何も遠慮は要らん、遠慮は無い。人と言うたら気兼ね要らん。初めから道理治めたる。その道理。めん/\も古き理ある。こら若い者は分からん。分からん者今に花咲いたように思う。理も違わん。今はぁと思う処、今一時発散。はっと思う処心に持って行てはならん/\。早く発散心掛けては是非理にならん。忘れるに忘れられんというは、人間の心に鮮やか心持って前々から通りたる道ある。これ心に持って日が来る/\と、心に楽しますがよい。