明治三十三年六月二十日
日野利三郎妻サキ五十四才願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上一つ、さあ事情尋ねる。尋ねる事情には、さしづして置こう。身上何よの話、一時堪えられん一つ事情、諭する。身上悩む、体内悩む、内々事情悩む。よう聞き取らにゃならん。教会の事であろうか、内々の事情であろうか、尋ねるから諭する。しいかり伝えてくれ。この道心の道、理の集まった理。何かの事見てなあ聞いてなあ、いかな心も取り直し切り、幾重の理、財産大きいものでも無くなし、世上を見て取り直し、こんな心取り直し、ほの/\楽しみ。身上の難見てたんのう。たんのうが足らんで。世上の理を見てたんのう。何処へほかしたものでもないで。天の理に受け取りてある。