明治三十三年十一月十九日(陰暦九月二十八日)
桝井政治郎網島分教会へ布教出張の願
さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる事情は、一時事情は、何時なりと許すなれど、さあ/\一寸は大層、あんな者/\放って置け/\というようなもの。頼り無いような者、放っては置けんで。なか/\の理、皆々成る時の世話はめん/\誰でもする。良き処の事なら用が無うてもしょう/\。廻り道をしても行くやろ。めん/\の事情にとって、めん/\思案して、成る時の世話はしようよいもの、誰にてもする。どうもならん時の世話は仕難くいもの。理は一寸運び難ない。又替わり/\運んでやれ。又一所やないで/\。皆それ/\立派な花を咲かそうというようなもの。どうでも立派な花が咲く日があるで。