明治三十三年十月二十六日
高井つね四十一才身上願
さあ/\/\尋ねる処/\、身上堪えられん事情/\、さあいかなる事とこれ思う。さあ/\内々遠い所へ出越して居る中に掛かりたる。ようこれ談じる。日々談じる台があろうまい。定めるにも/\定める台があろうまい。何よの事立て合いには、いかな事どういう事立て合いによいという事そりゃ無い。立て合い程辛い事あろうまい。内々一時身上に障る。なれど、遠い所内々事情あろうまい。立て合いと言うたら、一軒一人の事情やないで。一軒一人の事情と取りて聞き流しはしようまい。聞き流しなろうまい。さあ/\皆こうして寄り合うて居る中に、たゞ一つの理から理で集まったやろう。何でも彼でも扶け合い/\が台である。又扶け合いして居るであろう。よう聞き分けにゃならんで。放って置く者は無い。なれど、真から扶け合いが有るか無いか。これ何よの事も長うなれば、それどういう処こういう処、よう聞き分け。万事事情、これ諭し置く。さあ/\めん/\一つの理。誰がこう彼がどう事情、さあこれまでに何度の事情に伝えてある。長ごなる/\、日を延ばす/\。皆通り来たる。又これなら大丈夫々々々、重荷を人に持たせぬよう、重荷めん/\持って扶け合い。この理聞き流しはならん。さあ/\道が大きく成る、広く成る。理が鮮やか。これ一つ皆談じ合うて内々に遠く所出越して居る中に身上悩む。これこういうさしづがあったと、めん/\惣々の理に諭し置こう。一軒一人の事情やない。皆それ/\万事事情に諭し置く。重荷を人に持たすやない。重荷という、重荷は、めん/\が持ってするは、これ神の望みである。めん/\こりゃどう、そりゃこう身上々々の処、一時なろうまい。めん/\別々の理、遠い所へどうしたらよかろうと、それは一時じっとして置くがよかろう。さあ/\身上堪えられんから尋ね、尋ねたらこういうさしづがあったと、皆の中へ談じ合い、夫婦の中に出越す時、好き顔を見て出たのにと、さあ/\成っても成らいでも夫婦というものは、神という理より頼りが無いという処の理を定めにゃならん。これ一時めん/\堪えられんやない。治まる/\。さあ/\皆々聞いて聞き流しは、さしづまでのものやと、一寸言うて置くで。
押して、重荷という処願
さあ/\もうなあ尋ね返やさにゃ分かりゃせん/\。重荷というは、我が重荷を持って働く。重荷を人に持たさすは、さするまで。月が経てばとんと分からん/\。そこで、心というもの皆改めて、救けにゃならん/\。めん/\が救けて貰うた理によって、救けにゃならん。これ鮮やかなもの。さあ/\すっとする/\。どういう事こういう事、身上鮮やかならにゃ、尋ね返やせ。めん/\世上の理諭しするも同じ事。救ける心あれば、救かる理は無くばならん。どう言うも同じ事。さあ/\もうなあ尋ね返やさにゃ分かりゃせん/\。重荷というは、我が重荷を持って働く。重荷を人に持たさすは、さするまで。月が経てばとんと分からん/\。そこで、心というもの皆改めて、救けにゃならん/\。めん/\が救けて貰うた理によって、救けにゃならん。これ鮮やかなもの。さあ/\すっとする/\。どういう事こういう事、身上鮮やかならにゃ、尋ね返やせ。めん/\世上の理諭しするも同じ事。救ける心あれば、救かる理は無くばならん。どう言うも同じ事。