明治三十三年十月三日
甲賀支教会長実父山田太良平七十二才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上一つさあ/\心治まらん/\、事情尋ねる。尋ねるから、又一つさしづに及ぶ。身の処これまで/\長らく/\の事情、長い道筋という、いかなる理と一つ思う。さあ/\年取れたる者と言う。又心々の名称というは、容易では行かん道を通り来た。又人間というは、たゞ一代と思うてはならん。一代と言うやない。同じ生まれ更わり/\ある。よう聞き分け。子孫理を伝うて来る。人というものは、親子兄弟よく似たるなあと言うて居れど、そら知らん。そこで便り早く聞かせ。楽しませ。さあ/\早く心に便りを楽しましてくれるよう。

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