明治三十三年九月十四日
本席身上願(本席御身上夏頃より少々御障り有之、尚事務始め前より大変障りに付、一同相談の上事務始め下されたら、第一先に本席身上の事一同の心得までおさしづ仰ぐ事にて親神様へ御願い申し、御身上御救け下されましたが、一昨日又昨日なりおさづけ御運び下されしが、夜前御身上御障りに付本日一同揃うて願)
さあ/\何か尋ねる処/\、皆前々に一つ/\事情、身の障りどういう中こういう中、一夜戦い一つ事情、あら/\道理だけ話し掛けたる。諭し掛けたる。刻限という、今まで神一条の理で通り来たる。世界始め掛け所々名称と言う。名称は、これはこれ長い年限の間に、又候々々では、世上へ渡る事出けんから、あちらこちら、ほんの路銀を渡したるようなもの。大抵これだけこうしたら、一人歩き出けると思うてはならん。又候尋ね掛け。決してならんというはどうと、沸かすやろう。ちょい/\の処、あら/\こうしたら十分というはそう楽々の道を先という、楽々の道を先という。楽々の道を先に立てゝ、末を止めて了うたら、世上の理も同じ事になる。どうでもこうでも神が連れて通り来たる。中はどうなりこうなり世上に部下という処、一つ/\名称下ろしたる。何よ一名一人で行くなら、何よ大きい成ろうという。それより談じ掛けたる。又候一つ同じように一つ別派という、独立という、小さいものが先という。この道というは、どうと皆思う/\。心はころりと違う違う。そこで、どうでもこうでも天然と言うたる。天然の道には急いたて行くものやない。天然は道理で出来たもの。あちらへ頼みこちらへ頼み、それは代を以て代物買い寄せるようなもの。代を以て買い寄せるは仮名なもの。この道始め掛けたは、なか/\容易で出来たものやない。何も知らん者寄って、高い低いは言わず渡りた。そこで、じっくり溜めて置けば天然という。天然はふしある。天然というはふしから理治まる。これは天然と言う。急いては行くものやない。急えたて行けやせん。一足に跨げる事出来ん。そら行けやせん。踏み台無くばいかん。どちらへなりと跨げようと言うは世情という。まあ/\、これから聞き分け。成っても成らいでも構わん。掛かりは年相当の者寄り合うて天然の道を楽しんで居る。一代はどうでも苦しみ通りてくれるは、神の楽しみ。連れて通る道ある。連れて通れば、どうでどういう事聞くやら見るやらと諭したる。証拠無くば頼りあるまい。紙一重という。紙一重が何ぼの道とも分からん。刃も受けん。こら容易やない。諭しこれだけ諭すによって、よう聞き分けてくれにゃならん。身上という、長い間暑さも休みどころや無い。どうであるかこうであるか、と力添え、心一つに成りたるなれど、大い間違いで、何がどう成ったてこう成ったて、身上に掛かれば、身上から安心ならん。どうしょうこうしょうと言う者さして置くがよい/\。精神からさすは年限から見て、世の中もあれば不作もある。前々諭す紙一重、なか/\頼り厚きものであるで。内内それ/\皆寄り来る、入り来る中皆繋ぎ合い、細い糸でも大抵やない。繋いでくれ繋いでくれ。繋いでまさかの時には何処から稼いで居るやら、一時に影出る容易ならん諭である。早い遅いは言わん。言い掛けた道は、どうでも見せる。内という、上に立ってる者、よう聞き分けてくれ。この道の中、本部々々中という、それ/\寄り合うたる古き中は、いんねんと言う。いんねんは深き心の理以て弘め掛けたる。難しい中でも通り掛け。楽しみ路銀渡し掛けたる。これから何よさしづ違わん。違う事諭さん。内々大枚用意無けにゃならんけど、用意ならん。用意薄い/\。天然の理が望む。何よ賄い/\一つの理で成りたる。どうするもこうするも、一つ理聞き分け。楽しみ無くば出来ん。身上不足あれば、何も楽しみありゃせん。楽しみ無くば出来ん。明日はよかろうか知らん、夜明けたらどうというようでは、楽しみ出来ん。これもさあ/\道を付けるは皆の楽しみ。指五つに加わりてくれ。あんな者あんな者と言うその中に一つ理結んで年重ねたら、どのくらいの者に成るとも分からん。皆信心から寄り合うたる。皆初めは探り/\、探りは第一理に成りたる。皆偉い者や。あれやなくばならん/\と皆手を置いたる者でも何もならん。内から出たるやろう、これ雛形である。これ心一つであるものなら、そうやろう/\と言うて分けて通るは、楽しみである。これよう聞き分けてくれ。
押して、繋ぎ合いという処は、網島の方でありますや願
さあ/\何よの事も尋ねる道理々々、だん/\という、古いという中に一つ理というは、働きあり/\、なれど、どういうもので発達ならん。陰から思えど救ける心無い。何よ身に応える五本の指、世上から見ても端々の処二つに諭せん。一つに区域分ける、一つに区域分けば鮮やかなもの。同じ一つ理といえど、どういう理も聞いて分かる。これ聞き分け。名称の中先には数々ある。道ならん処、理に添わん理はどうもならん/\。細々なるは、どうもならん。よう聞き分けにゃならん。前々古い中にいかな道も通り、今になあと言うは、これ放って置かれん。どういう処へ使い、益無き事したと言うやない/\。よう聞き分け。先々皆心に分かる、何程隠して置いたて、道理から尋ね返やす処、運び合うて繋ぎ合うて、陽気の心治めるなら、又々五本の指を栄えるというさしづして置こう。さあ/\何よの事も尋ねる道理々々、だん/\という、古いという中に一つ理というは、働きあり/\、なれど、どういうもので発達ならん。陰から思えど救ける心無い。何よ身に応える五本の指、世上から見ても端々の処二つに諭せん。一つに区域分ける、一つに区域分けば鮮やかなもの。同じ一つ理といえど、どういう理も聞いて分かる。これ聞き分け。名称の中先には数々ある。道ならん処、理に添わん理はどうもならん/\。細々なるは、どうもならん。よう聞き分けにゃならん。前々古い中にいかな道も通り、今になあと言うは、これ放って置かれん。どういう処へ使い、益無き事したと言うやない/\。よう聞き分け。先々皆心に分かる、何程隠して置いたて、道理から尋ね返やす処、運び合うて繋ぎ合うて、陽気の心治めるなら、又々五本の指を栄えるというさしづして置こう。
又押して、おさしづの内に賄という処は、本席の処本部の内から運ぶ処でありますや願
さあ/\だん/\尋ね掛けたる、諭し掛けたる。追々道の心に悟る。心に分かる。談じ合い、だん/\談じ合えば、理は分かる。よう尋ね返やすに諭す。前々古き話に伝えたる。十分筆にも取らしたる事もある。一つ諭し言い合わし、又一つ言い合わし、何か一つ/\談じ合いて、だん/\合わせし、ほんに成程間違いという道理治まれば、曇りありゃせん/\。世上待ち兼ねて居る。どうもならんようになって了うてから、どうもならん。前々席と言うたる。席が勝手でした事一つも無い。席勝手ですると思うたら間違う。前々一つ掛かりた事ある。大い理で成り立ったる。これからは、よう聞き分け。一名煩わし、席居るか、席欲有るか無いか、聞き分け。折々人に誘われ/\、折々話する事ある。これだけ本部々々と言う中に、席という名のある者あるか。これに答してみよ。席というは、休みまで働かさにゃならん。席の理安楽に暮らせるか。席はたんのうしてるけど、道理又外れる/\と、どんな事になると、どうでも何もならん。世界並も同様になりて了う。疑うやない。天の理に違う。天の理に違えばどうもならん。これよう聞き分けくれ。
さあ/\もう筆一点を打って印し掛け。もう一年後隠れた者ある。三つの道理という中に一つ隠れた一つ理は、席に心になりて席の胸の内思案してみよ。年取れたる理察してくれにゃならん。今日まで、教祖存命かくれ、席に心映す。それから年限道筋よう聞き分け。道筋に、どうしてくれこうしてくれとは、席は言わん。年限来て、どちらもいかんこちらもいかん。心合わして人間心ばかり掛けたる理ある。よう聞き分け。皆んなそも/\、一人頼りと思うた者は暮れた。何でも彼でも連れて通らにゃならん。こういう事は、今日の日まで言わなんだ/\。神の理に頼む、皆皆の理に頼む。