明治三十三年六月二十一日
城島分教会移転事情に付願(城島分教会末代の見込みを以て金屋村に地所を買い求めさして頂き、然るに村方より故障申し込み或は道路取り払い戻せよと申し込み、これに付運び方不行届きは神様へ申し上げ、尚かようになるのは元の所に止どまったものか、金屋の方へ移転さして貰いましたものか、皆々の心に困り居りますに付願)

さあ/\尋ねる事情/\、いかな事情も尋ねるが、尋ねる事情というは、皆元々という理。何かの事、一つどうも、一時なあ前になあ、どういう理になあ、思う/\。皆それ/\どういう事、成ろうと言うて成るものやあろまい。なれど、成りて来るは天然という。これから心基づき、皆どうがよかろ、こうがよかろ、心理治めて。今道の処にて一寸心得んと思う。思うやない。人間というは、心皆取りよある。皆取りよあって、取りよから皆曇る。結構分かればよい。なれど、結構知らず、皆心はどうもならん。こう仕掛けてから、どういう事になろう、こういう事になろうと、後へも先へもならん。皆思やんばかり。よう聞き分け。元何も無き処から、年限の理から、あちら一寸こちら一寸、天然で出けたる事、どうもならん処から皆惣々から、一時治まりてありてこそ、仮治まりたる/\。捨て置かにゃならんか知らん、思やん落ち付かん。何か運び付け/\。運び付けば、どんな事も出けて来る。急ぐ事要らん/\。理聞いてどうであろうと、又立つ。よう聞き分け。そのまゝ今日の日に行くものやない。なれど、その中、世上世界道理という理あるによって、随分腹立てず、温和しく一つ/\成り立つがよかろ。
押して
さあ/\どうでもこうと言うたら、精神他に治まりてこうであろうか、どうであろうか、世上に治まりある。一時盛りはどうなろうと思う/\。なれど、この道古き処を思えば、精神一つ。精神無けねば、それでは通らゝせん。一点の心では通らゝせん。堅う年々積み上げたものは、天然という/\。急ぐ事要らん。ぼつ/\皆々心しいかりせい/\。さあ/\どうでもこうと言うたら、精神他に治まりてこうであろうか、どうであろうか、世上に治まりある。一時盛りはどうなろうと思う/\。なれど、この道古き処を思えば、精神一つ。精神無けねば、それでは通らゝせん。一点の心では通らゝせん。堅う年々積み上げたものは、天然という/\。急ぐ事要らん。ぼつ/\皆々心しいかりせい/\。
旗を求めたりして、いろ/\もくろみして居りますが
さあ/\皆心がある。心があるによってなれど、どんな心出そうと言うたて、出せん/\。そこでそれ/\あちらもこちらも手廻しして、それから一つ/\掛かるがよい。さあ/\皆心がある。心があるによってなれど、どんな心出そうと言うたて、出せん/\。そこでそれ/\あちらもこちらも手廻しして、それから一つ/\掛かるがよい。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です