明治三十三年四月八日
土佐敬誠身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上だん/\事情を尋ねる/\。日々一つ/\事情よう/\なって、それ/\思う処、一つ事情身上に掛かる。いかな事であろ。惣々心思う心一つ理。身上は心得んなあと、身上案じては切りは無い。人事思う。身上過ぎたるも、道という、長い道もある、ついの道もある。生まれ出て一つ理、一日定まりある。その中一日の日若き一つの理、こうなればどうじゃなあと思わぬよう。他に一つの理、こうじゃなあと思わぬよう。一日もなあと道は一つの理、天然の理と言う。心に理を治め。成る道成らん道、成らん中の道が天然の道である。案じた分にゃいかんで。年限の中、あちらこちら思う日も、めん/\もなあと思う/\。思わぬよう。これから天然の道という、長い道ある。どんな事も積み、天然の理である。こうなったらどうと、小さき心を捨てゝ了い、大きく咲く花の理と心を治め。

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