明治三十二年十二月三日
上原伊助妻ミツ二十三才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、身上事情尋ねる。いかなる事情、一つ理尋ねる事情諭す。いかなる。さあ内々身上事情、内々事情一つ事情堪ゆるに堪ゆられん事情、一つ余程事情大層である。いかなる一つ事情成らん事情/\、成らん成る道の中に、いかなる事情も問い、問う道筋にはどんな一つ道筋もある。踏み止めてくれ/\/\。踏み止めにゃならん。何処から此処から理治まりて治まる。どうでもこうでも道であろう。道々にふしあって、よう聞き分け。さあ、よう聞き分け。もう、どうなるや知れんこうなるや知れん、皆思う日はあった。楽しんで、それ/\楽しんで/\、これを一つ聞き分けてくれ。さあ/\悪い処日を経ったなら、楽しみの理である。一代と言えば頼り無い道である。なれど、末代という理が楽しみの道である。さあさあ楽しみ/\。これをよく聞き取ってくれるよう。

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