明治三十二年四月五日
橋本その三十三才身上願

さあ/\尋ねる事情、さあどうも一時身上の処という、身上の処長らえて/\、さあなあいかな事であろう、日々の処思う処、尋ねるからは、順序諭し置く。よう聞き分け。同じ道理であろ。どれ/\救ける事情は、それ/\たすけ事情に諭す事情、同じ理なれど、何ぼうでもいかんと言う。理に二つは無い。たゞ一つ理諭して、ほんにと治まれば、真の誠。誠は受け取らにゃならん。それはどういう事なら、たんのうという。身上に不足ありて、たんのうは出けん。なれど、よう聞き分け。身の内かりものと言うて、日々諭す。かりものなら、いんねん分からにゃならん。いんねんという、よう聞き分け。成ろと言うて成るものやない。又成ろうまいと言うても成りて来るはいんねん。我が身の内自由ならんがかりもの。大難小難皆世上いんねん見てさんげえ。身の内不足ありて、たんのうは前生いんねんのさんげえと言う。これだけ諭し置こう。さあ案じる事要らん、案じてはならんで。

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