明治三十二年四月二日
杉本ふよ七十二才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上事情いかな事情と思う処を尋ねる。一時の処身の処大変、なか/\大層。一声なりと/\さしづの理諭し置こう。後々の処、内々成ると成らん事情聞き分け。どういう事であった、出足らん事情であろ。なれど、後々しいかり伝えてくれ。皆為すいんねん、一時なる。遁られん理、若きにしいかり諭してくれ。しょうとて成ろまい。成って来れば、何遍でも同じ事。分からいではどうもならん。皆人間暮らす日暮らす年、何にも言う事は無い。内々裕福、不足はあろまい。身上に不足、どうもなろまい。一声なりと思う理は、しいかり受け取れ。これまでどうなろ、後相続満足さしてくれるよう。これ楽しまして、相続の理台やで。これをしいかり伝えてくれるよう。

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