明治二十一年十月二十日(陰暦九月十六日)午後十二時十分
かぐらづとめ道具の件伺
さあ/\/\/\実際尋ねるの事情、いかなる尋ねる処、尋ねにゃなろまい。旬々いつ/\の話、さあ/\すっきりと実を改め、実を定め。さあ/\速やかいかなる事をも聞き分けて。これまでの処、先ず/\雛形、さあ/\世界一つの事情には幾重の教、皆教えてある。教一つの事情を以て定めたる処、世界の処皆知らしてある。まあ/\学べ一つの理を以て定めたる処、学べばこれまでの道具、さあ/\それより実際一つの事情、理上の理から一つ、いかなる談示、いかなる処改め。未だ/\の道、未だ/\学び一つの道じゃ。よう/\の処ほんの心一つの安心、一つの理、よう聞き分けねばならん。神一条の道、これから一つの理、未だ/\の道である。実際調べていかなる処急ぐ処、一つの理である。第一の処、未だ/\の事情よう聞き分けねばならん。あちらを掻い寄せ、こちらを取り寄せ、世界学びの道、未ださしづまでのものである。さあ/\早く遅くの理は無い。さあ/\尋ねる処、応法一つの理なれば、応法の理を以て運べ。神よりどうせこうせいは言わん。世界の事情は世界の理、神一条は神一条の理、応法は応法。世界一条の理あちら取り寄せ、これを借り受け、かんで一つの道を通るには、どうせこうせは言わん。学びの道一条速やかこれで十分という処は、未だ/\行かん。仮家は仮家、学びは学び、応法の理をよう聞き分けねばならん。
御面の伺
さあ/\初まり/\初まりの事情学べ。一つの理を以て通りたる処、初まり/\初まり/\初め一つは分かりがあって分からん。初まりは初まりの理。さあ/\神というは生れ一つの理を見て、一つの心を定めてくれるよう。さあ/\初まり/\初まりの事情学べ。一つの理を以て通りたる処、初まり/\初まり/\初め一つは分かりがあって分からん。初まりは初まりの理。さあ/\神というは生れ一つの理を見て、一つの心を定めてくれるよう。
押して、東京の人にさそうか、又は先に拵えし人にさしましようかの伺
さあ/\所を十分と思う。なれども一度二度では一つの理が分からん。前々の処一度一つの理を以て先ず/\の処、道具の処、事情運ぶ処、一つの理が分かり難ない。大層する。未だ一度では十分に分からん。知らした処が理が合わん。さあ/\だんだんの心を運び、まあこれだけこうしてと、それ相当の処を運ぶよう。五十年の道すがら、速やかなる理が治まれば、皆案じる理が無い。実際改める未だ早い。皆の心が早いのや。思う一時の理が治まらん。どうするにも学べは学べだけの理を以て運ぶよう。さあ/\所を十分と思う。なれども一度二度では一つの理が分からん。前々の処一度一つの理を以て先ず/\の処、道具の処、事情運ぶ処、一つの理が分かり難ない。大層する。未だ一度では十分に分からん。知らした処が理が合わん。さあ/\だんだんの心を運び、まあこれだけこうしてと、それ相当の処を運ぶよう。五十年の道すがら、速やかなる理が治まれば、皆案じる理が無い。実際改める未だ早い。皆の心が早いのや。思う一時の理が治まらん。どうするにも学べは学べだけの理を以て運ぶよう。