明治三十二年十月一日
永尾楢次郎八時頃より腹痛に付願

さあ/\/\、尋ねる事情/\、一時事情尋ねる事情、尋ねにゃならん/\。何でも彼でも、尋ねにゃならん。何が立て合うとも、分からん/\。日々成ったる身の処から尋ねば、どうでもこうでも尋ねにゃなろうまい。これまで十分尋ねる事出けん。又刻限諭する事出けん。いかな事情もよく筆に取れ。いかな事情今に言うてない。前々十分諭して/\、理が詰まりたる。そら水の上や、出て了うてからどうもならん、と諭したる。声の届くまではよい。何ぼどやいた処が、届かんようになったらどうもならん。見ようと言うた処が、目に見えんようになったら、どうもならん。これよう聞き分けて皆治めてくれ。今一時尋ねる処こう聞いた。これこうやそらどうや、皆話の台に諭す。よう聞き分け。道筋というは大抵な道でない。細い細い道通りた。これで安心という。どうである。これから話する。悠っくり筆に取ってくれ。今日の日/\迫り/\切ったる。一つほどきという、ほどき切って了わにゃならん。ほどく口忘れて年限経ったら、何処から/\結んだのやら何処からほどくのやら、ほどくに口分からん。これまで一日も気の休まった日あるか。教祖存命より送りた今日の日、よう聞き分け。こうもせにゃならん、どうもせにゃならん。日々の処、それは持って一つ寄せた理である。あちらこちらどういう事、それもどうもならん。ほこり/\大ぼこり中に、何人あれど一つの理なら、何にも言う事は無い。この道一つ惣々年限の中、年限あれど、理の結ぼれほどく事出けん。人間心よりほどく道は無い。人間心よりほどくより無いと言えば、神の理何処にあるか。この理聞き分け。あちらでもならんじゃなあ。年限の今日の日諸共々々連れて通り、難儀苦労の道通り、先々案じるなあ、言い/\暮らした理は、三十日や五十日やない。これ日々入り込んでさしづする。これは世界日の当たりたような、よう聞き分け。日の当たらそうと当たらさそまいと皆の心にある。よう聞き分け。今日一日さしづどうなろうこうなろう、夜になろう昼になろうか、暗がりになるか、よう聞き分け。暫く腐るは結んだ道理。よう聞き分け。あちらこちら棟三軒建て、道筋どうなるやこうなるや分からん程に。一寸出けた中に、喜ぶ楽しみ無い/\。この理ほどき、三名中一名々々、家内何人有る、家内々々聞き分け。四方へ水流れる。ようよう何でも彼でも打ち合うてすっきり掃除。この掃除、世界並より劣りた事募りた理があってほどけん/\。一寸惣々理出る。よう聞き分け。をや一つから始め。それ/\理同じ事、一軒も同じ、この順序運んでくれ。育ても育て。綺麗にすれば綺麗になる。そらどうしたらいかん、こうしたらいかん、よう聞き分け。仕舞にいかんようになる。互い/\礼言うように成りてみよ。不足ある。丹精する。不足ありて丹精と言えるか。日々丹精という理に成りてくれ。日々皆礼言わにゃならん。これだけ諭す。諭せば台である。よう聞き分け。たゞ一概の想像で/\、道理適わん。適わんから、にっちもさっちも動けん理迫りて来る。これ聞き分け。
押して、三人の事だけでありますや、この外に理の掛かりたる事もありますか
さあ/\分からん処尋ね返やせ。返やせば諭す。三人と言うてある。又一人々々々、五名となってある/\。いんねん聞き分け。道からいんねん、一つ信心からいんねん。何からでも道理からいんねん入ったさかいに、入らんさかいに言うてはならん。理に理を添うから、一つこの理鮮やか分かりたら分かる。この理分からんから道理道理、ほどけんようになりたる。この理聞き分けば、鮮やか分かる。よう聞き分け/\。さあ/\よう聞き分け。木を植えある。あちらよいなあこちらよいなあ、同じ花咲けば元は一つや。元添うたら同じよう花咲く、という理聞き分けば、道理からどんな理も治まる。これ一つよう聞き分け。さあ/\分からん処尋ね返やせ。返やせば諭す。三人と言うてある。又一人々々々、五名となってある/\。いんねん聞き分け。道からいんねん、一つ信心からいんねん。何からでも道理からいんねん入ったさかいに、入らんさかいに言うてはならん。理に理を添うから、一つこの理鮮やか分かりたら分かる。この理分からんから道理道理、ほどけんようになりたる。この理聞き分けば、鮮やか分かる。よう聞き分け/\。さあ/\よう聞き分け。木を植えある。あちらよいなあこちらよいなあ、同じ花咲けば元は一つや。元添うたら同じよう花咲く、という理聞き分けば、道理からどんな理も治まる。これ一つよう聞き分け。

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