明治三十二年一月十五日
本部丑寅の方城作次宅地引き合いに付、昨日お願い申せば席を変えて悠っくり尋ねよ、との事に付、右宅地に就ては如何と願

さあ/\事情々々以て事情尋ねる。さあ尋ねる事情には諭せにゃならん。諭というはどういう諭なら、急ぐ事あれば又急がん事もある。地所々々というは、あちらこちら所から何処までと定まり無い。一時以てどうせいこうせいとは言わん。成る処から事情、年限事情を以て心を寄せ/\、何処から何処まで何がありたら、何処がありたらと思う。何ぼ害になる処放って置け。成る処から心寄せ、成程これだけという。成らん処無理にどうせいこうせいとは言わん。中にどんな事ありたて、成る処から軽き事情ほんにそうと心を寄せ、一つぢば/\と言う。何でも彼でも及ばす。刻限来ん。あちらこちら成程という処から何でも及ばす。年限の理を以て及ばす。何時一時に寄せるとも分からん。どうして寄せるなら、これまで成って来た道を見よ/\。年限来たら皆寄せる。そこで何ぼ真ん中に又邪魔になりたて構わん。大きい出来たる中に、道という道路というものがある。すっきり一やしきにするは、未だ/\一寸には行かん。ほんの些か尋ね合い、些かの事なら尋ねるまで。扶け合い扶け合いなら何時でも許し置く。尋ねるまで。大層の処世界にもならん。何ぼでも出来んよって。これをよう聞き分け。
押して、些かの処は何時でも許し置くと仰せ下され、大層の処じっとして置くよう仰せ下さるが、成る処から買い求めさして貰いまして宜しきや願
さあ/\幾重にも聞き分けにゃならん。幾重も諭し置く。ほんに扶け合い、些かはどうでもこうでも寄せにゃならん。心から心運んで来たなら何時でも。大層はどうでもならん。道の理によって日が来る。悠っくり長い心で、急いで掛かれ/\。さあ/\幾重にも聞き分けにゃならん。幾重も諭し置く。ほんに扶け合い、些かはどうでもこうでも寄せにゃならん。心から心運んで来たなら何時でも。大層はどうでもならん。道の理によって日が来る。悠っくり長い心で、急いで掛かれ/\。

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