明治三十一年十一月八日
芦田勝助五十九才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上一ついかな事情尋ねる。尋ねば、一つ事情諭しをして置こう。どういう諭しなら、まあこれまで長い道筋、厭わず/\通りた理によって、これまでという。一時事情一時迫る処、どうなると思う。思う理なれど、理を諭したら明らか順序楽しましてくれ。なれど、事情は余程大変。これまで日々の処/\、皆受け取る。受け取る中に、先ず一先ずと言えば、一先ずなれど、一時でない。事情は楽しみ/\諭してくれ。これまで運んだ理は末代。一代と思たら頼り無い。理は末代。この理諭して楽しましてくれ。