明治三十一年十月七日
増田太平四十九才身上願(靱役員)

さあ/\尋ねる事情、さあ身上事情いかな事情尋ねる事情、さあ一時の処どんと分かり難ない理を、もう身上これまでなあ。身上がめん/\心得ん。よう聞き取りに理によって寿命一つ。めん/\通りたる。成程ほんに理が治まれば、一先ず/\と言う。他に事情、一寸一時どうという事は無い。出入り/\そあん安心心を持って、これから一時暫くという。しっかり聞き取れ。大事の処やで。これやと、又候々々追わんよう。世上の理を見て、為す理が一つの理治めるから、内々の処余程なあ。ほんにこれまで通り易て、これだけ早く順序運んでくれ。身上大層。その心得で運んでくれ。

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