明治三十一年十月七日
深谷徳次郎二十九才伺(願主父)

さあ/\尋ねる事情/\、さあいかな事情尋ねる。尋ねば又一つ身上から事情尋ねる。いつに一つに諭しがあった。毎夜一つの理、多くの中治めよい。皆難しい事は一つも言うて無い。治め難くい/\、皆心という。難しいようで、何にも難しい事は無い。皆楽しみ/\中、あちら身の障り/\、楽しみ無い。惣中治め方、仕切ってどうでも抑えにゃならん。長いという、長い。どんな道も心に成って、崖路通らにゃならん。往還道は、心に掛けず、往還道通れば、踏み外ずす/\。天然自然という。この順序、聞きよ取りよでころりと間違う。人は鏡。身の障りというは、理を聞いて直ぐ癒るが、身の障り。何ぼうでも/\、ならん/\。身の悩み日々錆てある。日々の事である。長い心を持ってくれにゃならん。長い間年取って楽しみ楽しみばかり。刻限程無う移る。この理心得てくれるよう。

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