明治三十一年九月十六日
岡本丈太郎二十四才願
さあ/\尋ねる事情/\、身上一条の理を尋ねる。成らんから尋ねるやろ。余儀無く事情、身上は大層事情。大層じゃが一寸さしづ及ぶ。めん/\心得までの理に諭す。この道という、ほんの心まで。どうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。諭一つ、たゞ心一つ、ほんの言葉の理が一つ。よう/\一つ身上思やんする。身上判然せん。心得順序の理、何がいかんこれがいかん、めん/\心得まで。強ってどうという話せんよう。たゞ心次第。内々順序分かってある。めん/\心という理、これまで道のためを思い、身上こんな事で何という。為す理諭する理は、いんねんの理。成ろと思うて成るものでない。人間生まれ更わりある。これさい治まれば、又一つの理がある。