明治二十一年九月三十日(陰暦八月二十五日)午前六時
梅谷四郎兵衞左歯の痛みに付伺
さあ/\身上一条に事情尋ねる処、さあ/\よう聞け。日々運ぶ、何日の処を運ぶ。大抵々々十分の処/\であろう。なれど、さあ/\よう聞き分けねばならん/\。心一つの理である。それから身上に不足ある/\。さあ/\身上に一つの理がある。心一つの理であれど、身上は何処で暮らせど尽せども、居たるとも/\自由が出けねば、どうもならん/\。そこで何でも彼でも身上に一つの理上ある事を、尋ねにゃならん/\。尋ねるから知らすで。さあ/\日々運ぶ所々、不都合でならん/\。日々席する所々、どうも不都合でならん。さあ/\何ぼどんな者が何と言うても、さあ/\/\/\よう聞け/\/\/\。このやしきへ寄り来るのが、何がめどうで寄り来るか/\/\/\。たった一つのめどうが無くばどうするか/\/\/\。さあ/\日々席する所が不都合でならん。さあ/\今日はえらい事を言い掛けるで。さあ/\これをしいかりと聞き取れ。千度の事を一度で知らす。さあ/\皆々へ伝えて置かねばならん。