明治三十一年八月頃
田中由平四十四才願(河内国若口郡八尾中野村)

さあ/\身の事情尋ねる/\処、さあ/\事情尋ねる。どれだけ思やん何程の理を聞く。身上鮮やか治まらん。よう事情聞け。前々分からん。前々の事は分かり難ないなれど、人間生まれ更わり、世界にどういう理、どういう事情世界に映してある。この心をさし、第一身上治まるまい。前々の理、世上を見て、前々のさんげ。又一つこれだけ事情運べども尽せども、これだけ日々という理は、更々持たずして、人間一つの親あり子あり、子は可愛。理である。人間救けにゃなろうまい。難儀さそう不自由さそう理は無い。一つ世界を見て心を治め。堅く事情治め。堅く事情こうという理を持ってくれるよう。内々治めてくれるよう。案じてどうもならん。ぱったりどうなろう、どうなろう、この理を治めてくれるよう。

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