明治三十一年六月二十五日
宇野善助六十三才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情は、これよう事情聞き分けにゃ分かり難ないで。さしづするによって、身上事情から尋ねた事情、さしづこういうさしづありた、と詳しい心得事情まで諭し置く。心得てくれ。今一時という、これまでという、前々これ初めて集めた時という。前々から始めたもの。この事情よう聞き分けにゃ分かり難ない。皆それ/\運んで居る、尽して居る者に、よく諭してくれ。身上不足と思う。身上不足と思うは違う。違うから、身上に掛かる。めん/\からどうもならん。よう聞き分け。尋ねる理に諭す理は、皆んな残らず働いて居る、尽して居る者に、心得諭してくれ。皆めん/\に心得てくれ。めん/\身上が日々の処自由ならん、自由ならん、言い/\日を送りてはならん。この事情皆んな事情人の心めん/\心に察してくれ。めん/\あれでならんというは、心であろ。日々運ぶという、又治まるという。人間は何も分かり有って分かり無い理を以て、めん/\心得。尋ねた事や、成程と一つに集まれば、一先ず/\皆の心に諭し置こう。成ってからどうもならん。これよく諭してくれ。