明治三十一年十月三十日
辻豊三郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、どうも身上に心得ん理、尋ねる理を諭する。理という理を以て諭する。聞き取れ。だん/\長い間道に付いての年限、心だけ通りた理によって、縁談一つの理も結び、運び尽した年限の理を諭するによって、長らえて/\、順序諭するによって、積み重ねた順序から諭す。筆を取れ/\。さあ/\筆を取れ筆を取れ。どういう理を諭す。道のため心を長らえて運びたる処、年限尽して一時改めて、そこえ/\心だけ運んで居る。若き夫婦尽した理がいんねん、運んだ理がいんねん。ぢば一つ互い/\、ほんに/\古い話で、日々若き心を寄せて安心をさす。これが道の理かいなあと言う。親がある/\。たんのうさして道の理かいなあ。

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