明治三十一年十月二十三日
本席御身上願
さあ/\尋ねる/\、尋ねる事情、何度々々の理を、皆んなそれ/\から身上から尋ねる。皆んな一つ/\諭する。取次一つ心を改め揃え、変わらん一つの理を揃え拵えるなら、これまで前々諭したる/\。諭しても/\、取りよう/\理を拵える。今日の日/\、一時々々調べてみよ。ほんに成程々々、心で改心の理を揃えてくれ/\。中に幾名何人ありても、一名も落ちの無いように、揃えてくれにゃならん。席の事情、一日二日三日、又しても遅れる。五日十日三十日、どうも断わるに断わらんようになる。分からねば何時どういう理も諭したる。席順序取次の日々働き、働かさしてある理、あんじょう持ち合いの理で、後一つの理、これまでの中に諭す。取次十人あろが、同んなじ一つの理に結び込む。皆それ/\取次々々、席一つの順序理、三名の理を以て、改めた順序の理がある。さしづから出けた順序の理。さしづ守る。守り損いという理要らん。守る中に取次三人、筆取一人、順序の理によって、筆取三人許したる。取り混ぜの席を勤めてはどうもならん。今日はお前/\きっしり、この理が分からねば、強いもん勝ちも同じ事やで。この道は強いもん勝ちではいかんで。
さあ/\こうして話する。席に身上をなあ、一日は明日はなあ、思い/\一日二日三日送れる/\ものや。今一時、二日三日は満足与えられる。五日十日三十日満足さし難くい。日々働き、鮮やかならんからこれまで伝えたる。長い短いこれが一つの理。お前も一尺ならわしも一尺、何人あれど一尺。話の中にどういう理で手柄にはどうもならん。世界には知恵を磨き、目を付けて、耳を掘って待って居る。十人なら十人揃えば、神が働く/\。ごむさい中では、世上一つの悪風の理となりゃせんか。こうして、一時これで止める。尋ねたら席が三四日休む。席に明らか諭す。席は何にも知らん。こう/\した順序、満足に与えてくれにゃならん。