明治三十一年八月十一日
吉川万治郎十八才梶本ミキヱ十六才縁談の願

さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる事情、一つの理のさしづという。さしづというは、これまで/\どういう事もこういう事も皆順序諭してある。一時の理を一通り話する。その事情の理の話結んでくれば、何時にても/\これまで毎夜々々諭したる処、皆んなそれ/\聞いて居るであろう。よう聞き分け。いんねん為す事情、これ聞き分け。いんねん聞き分けずして、一時楽しんではならん。さしづ以て順序渡るならと、中には外れてはならん理の諭す理の諭、よう聞き分け。何よでも間違うような事はない。何ととんといかんと言う。どれだけしようと言うて行く事やない。一列兄弟皆神の子、よう聞き分け。こうと思うたて、してならんがいんねんの理。このいんねん聞き分け。こうしょうどうしょうと思たて、順序尋ねる。諭、この諭は、何でも彼でも守らにゃならん。遠い所隔てると言うたて、神の守護というは自由、よう聞き分け。この道元々より紋型無き処より、古い事情艱難の事情聞き分けば世界という。世上分かれば又親族鮮やかという。この理聞き分けば成程という。一代過ぎ、二代過ぎ、三代事情々々、成らん道の順序踏み止めにゃなろまい。これ諭せば悟り、悟らにゃならん。皆一列兄弟、この理以て運び掛けるなら、何時なりと結んで置け/\。

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