明治三十一年六月十八日夜
今朝おさづけの後にて、夜深に尋ね出よ、と仰せ下されしに付願

さあ/\/\事情々々、願通りの事情々々、さあ/\事情は刻限さしづ、刻限と言うて、毎夜々々刻限事情もあり、聞く刻限中に、どういう事もこういう事も知らし置いたる。数々中にあって、一寸調べる事出けん。調べる事数々の中でどうも難しい事であろう。刻限に出てある。年限の内/\数々の中や。どういう者もこういう者も、事情はこれまでどんな事も皆いろ/\通りた事だけは分かる。通りた事分からねば、先はいつの刻限に出るやら知れん。どうでもこうでも日限という。及ぼして了う。そんな出けるかと思う年限通り来た。今日の日どんな事もこんな事も知らしたる。実しか残らせん。実は強いなれど、強い者弱い、弱い者強い。こら余儀無くであろう。これまで通りた事、分かる日が来たら分からにゃならん。これまでという年限及んだる事、取り返やすに取り返やす事出来ようまい。これからどういう事言うたとて運んだとて、取り返やす事出来ん。これまでどうなろうと思うたやろ。どうでもこうでも及ぼす。これから、弱い者強い、強い者弱い。万事話し置く。さあ/\まあ/\いつの事のように思て居る/\。もう近々及んだる。今の事皆の心の理よく治めてくれ。残りた理は将来末代の理と掛からにゃならん。年限という、年限はもう僅か/\。一寸話し掛けたらあんな事と思うなれど、年限余程迫り来た。あちらこちら一寸話聞いた。これまでと話ころりと変わりた。一寸出て来ればどういう事であろう。うたてな者出て来た。これからころりと変わる中に、心/\う理皆んなそも/\では寄せる事出けん。俺が力で寄せて来たと思てはならん。あんな者から日々運ぶ。世界道理から寄る。寄りゃこそ、これまで連れて通りて来た。なれど、心そも/\では、どれだけどうしてやろこうしてやろと言うたて、どうもならん/\。よう聞き分け。これから高き低きの理は無い。高き低きの理を持たず、寄り合うて居る者、実々一つの心改めてくれるなら、これからと言う。いつ/\事情に諭したる。高き低きで諭し出来なんだ。あちらの理こちらの理、この理でどうもならん。どんな事ありたて諭した通り、これより楽しみの道はあらせん。
一寸してから
さあ/\刻限々々、諭したら将来は治め、道理は引き均らし、残る理を集めてくれねばならん。それよりさしづ/\守るが理、日々運んで居れば守るが理。あんな事と思うは、日々尽す中に、九つ守りて十とは言えん。十の理に一つ欠けばどうもならん。そこで毎夜々々諭し置く。一時諭し置くは改めた一つ理/\。隔てありては当然及ばん/\。隔てありてはならん。隔てられる隔てる。受け取る事も出けん出けん。
さあ/\運び方/\、日々取り次ぎ/\、取り次ぎ中/\、取り次ぎ中に、日々の席順序さづけ一条、事情これまでどうもならん。事情遙々道運び、遠く出て来る。一時運び方渡す理によって、あちら落としこちら落とし取り次いではならん。これ聞いて置かにゃならん。順々道見えた。よう聞き分け。さづけ順序難しいなった/\。何も難しいないのや。難しいするのや。難しい事では、これまで通りて来らるか来られんか。何も知らん者にせいとは言わん。出けん事せいとは言わん。運び方/\。三名日々運ぶ処、よう聞き分け。一席の時に人一つの理を欠いて、事情何ぼう言うたてどうもならん/\。どうもならんようにして了うのやがな。

これより万事心得て運びますと申し上げ
さあ/\尋ねる処/\、どうも理という理をこれまではもう軽しめる/\。どうも軽しめる。こういう理、人一人の理を諭してさづけと言うて、戴く者に渡してどうなる。あちら向いて居るやらこちら向いて居るやら、取り間違いありてはならん。初めという、中程という、仕舞いという言葉一つ理、息と/\の理継ぐようなもの。中に順序あちら身を躱しこちら身を躱し、何を聞いたんやら分からんような事ではならん。ほんの一息二息三息使う間に渡す。皆その理に千切れ/\の理を渡すようなもの。それではならん。さづけ順序前ちゃんとこうしてどうしてと言うて備えを付けにゃならん。大抵はして居るなれど、その日/\によって一寸忘れたようなもの。それは日々替わり/\の取次であるから、どういう事もあろう。それはだんだん分かりて来るなれど、今日という今日は不都合であった。千切れ/\の理、理と理と積み重ねば理外す。理を外してこれでよいと言うは、話した理は砕くようなもの。これ一時に聞き分けて、一度の理は将来諭しせにゃならん。遠く所からだんだん心を以て手を繋いで戻りて来りゃこそ、それに諭し。道理守らんというはどうもならん。皆手を繋いで戻りゃこそ。それを聞き分けるは日々取次である。よう心得たか/\。さあ/\尋ねる処/\、どうも理という理をこれまではもう軽しめる/\。どうも軽しめる。こういう理、人一人の理を諭してさづけと言うて、戴く者に渡してどうなる。あちら向いて居るやらこちら向いて居るやら、取り間違いありてはならん。初めという、中程という、仕舞いという言葉一つ理、息と/\の理継ぐようなもの。中に順序あちら身を躱しこちら身を躱し、何を聞いたんやら分からんような事ではならん。ほんの一息二息三息使う間に渡す。皆その理に千切れ/\の理を渡すようなもの。それではならん。さづけ順序前ちゃんとこうしてどうしてと言うて備えを付けにゃならん。大抵はして居るなれど、その日/\によって一寸忘れたようなもの。それは日々替わり/\の取次であるから、どういう事もあろう。それはだんだん分かりて来るなれど、今日という今日は不都合であった。千切れ/\の理、理と理と積み重ねば理外す。理を外してこれでよいと言うは、話した理は砕くようなもの。これ一時に聞き分けて、一度の理は将来諭しせにゃならん。遠く所からだんだん心を以て手を繋いで戻りて来りゃこそ、それに諭し。道理守らんというはどうもならん。皆手を繋いで戻りゃこそ。それを聞き分けるは日々取次である。よう心得たか/\。
一寸してから
一席さあ/\今日の一席というは、来てる者は知らん。何名取り次いでるやら分からん。何人運んでるやら分からん。元さづけ順序一つ定めた日あろう。よう聞かにゃならん/\。
さあ/\三名々々、これ順序始め方、中に一つ理、それと/\、どれと/\無けにゃならん。難しい事せいとも又言えとも言わん。難しい/\/\中に、言葉という理がある。言葉という理はどういう事、難しい中、中に易しい仮名な事である。又若き処、何人これは一つ理、それは面倒と思う。これだけ言葉添えてすれば喜んでする。年限経てばめん/\もこうと楽しみ。こんな事/\と言うはめん/\に理を積まらせん。頼もしい理は無い。若き者に話をして諭してくれ/\。教に付いたる理、難し中に仮名を入れば日々鮮やか。そこでよう聞き分け。あんな難しい事と思えど、難しい事はない。書物から出したものでなし、仮名な事から出ける道。この理思い/\、どれだけ思たて、日を見て治めてくれにゃならん。

日々さづけに渡す書付は、成るだけ分かり易く書いて渡すのであろうと話して居る折
さあ/\/\前々より伝えたる/\。書いてやるものは書いてやるもの。これは言うまで仮名なもの。他から入り込むもの難しい。これも難しいというはどうもならん。難しい/\。心付けば何もならん。分かりよいよう、どんな者でも分かりよいよう。これ言い付けば出ける/\。皆んな中に諭す処一寸間違わんよう。又さづけ順序尋ねる。前所何組々々名は何某という。そら分かる。どうやこうや分かる。尋ねる何某の何才と言うて、さづけ言葉出掛けたら心許せんで。ほんの一人の心/\、中でどうせいこうせい言うては、千切れ/\の理になる。そこで身の居ずまいちゃんと決めて、そうして、所申し上げ、これでよいと言えばさづけ順序分かる。中でどうせいこうせいでは分からん。成程後で書いて一寸渡す。なれど理を写して渡すが、ほんの二息三息で渡す。その中に心一寸も外へ移す事出けん。そこを千切れ千切れに言う。さあ/\/\前々より伝えたる/\。書いてやるものは書いてやるもの。これは言うまで仮名なもの。他から入り込むもの難しい。これも難しいというはどうもならん。難しい/\。心付けば何もならん。分かりよいよう、どんな者でも分かりよいよう。これ言い付けば出ける/\。皆んな中に諭す処一寸間違わんよう。又さづけ順序尋ねる。前所何組々々名は何某という。そら分かる。どうやこうや分かる。尋ねる何某の何才と言うて、さづけ言葉出掛けたら心許せんで。ほんの一人の心/\、中でどうせいこうせい言うては、千切れ/\の理になる。そこで身の居ずまいちゃんと決めて、そうして、所申し上げ、これでよいと言えばさづけ順序分かる。中でどうせいこうせいでは分からん。成程後で書いて一寸渡す。なれど理を写して渡すが、ほんの二息三息で渡す。その中に心一寸も外へ移す事出けん。そこを千切れ千切れに言う。
一寸してから
もう一寸さづけ言葉出るまで/\。分からん事あれば、そら尋ねるがよい。もう何某満席と言うて了て、言葉下だす中に、心にはあという事ありてはならん。さあ分かりたか/\。これより一つ、今日の日/\どうも不都合々々々、どうも不都合であった。三名取次一人不足で渡してはなろうまい。不足なるも諭した理軽しめるから、順序欠けたもの。よく聞き取れ。もう一寸さづけ言葉出るまで/\。分からん事あれば、そら尋ねるがよい。もう何某満席と言うて了て、言葉下だす中に、心にはあという事ありてはならん。さあ分かりたか/\。これより一つ、今日の日/\どうも不都合々々々、どうも不都合であった。三名取次一人不足で渡してはなろうまい。不足なるも諭した理軽しめるから、順序欠けたもの。よく聞き取れ。

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