明治三十一年五月九日
増野正兵衞十五日前より目かすむ又左の肩首筋へ瘤のようなもの出物に付伺
さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\身上に事情、尋ねる事情どういう事であろうか、どういう事情であろか。身上から事情、尋ねる事情は身上から尋ねば成程事情定まらにゃなろまい、治まらにゃなろまい。事情内々事情長らえて/\、どうやろこうやろ言い/\日を送り、年限どうなりこうなり、安心一つ、日々分かりあるやろ。又めん/\それ/\霞む/\。一寸事情一寸出物という。それ/\よく事情諭さにゃならん。諭せばそれ/\、今日さしづ一席事情身上案じる事要らん。案じる事要らんが、万事さしづ理は刻限事情ともいう。事情日々事情つかえ席順席に一寸諭す事出けん。晩明日尋ねば詳しい諭さにゃならん。もう詳しい諭す事一寸行かん。筆二人三人まで持たにゃならん。詳しい諭さにゃならん。洗い掛けたるから、日々治めにゃならん。さしづ夜分明日と言わず、それ/\出てる者どうもならん。又戻りて居る者どうもならん。内に居る者皆んな尋ねに来るがよい。心得んと言えば、心得んという理が回るという。今日の一席二席日々働き、そこで、悠っくり皆んな揃うて尋ねに出るがよい。