明治三十一年四月八日
増井幾太郎歯痛に付願

さあ/\尋ねる事情/\、身に一つ事情どういう事であろう。心得ん事情さあ持って尋ねる。身上事情無くば尋ねやしょうまい/\。尋ねる事情諭し置こう。長らえて事情であろう、ほのかの事情であろう。なれど、いつ/\事情でない/\。万事治まりてある。事情々々尽した理は見える程に、見えて来る程に。心悠っくり持つがよい/\。

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