明治三十一年一月十二日
鴻田忠三郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあもうこれめん/\心尋ねる/\。尋ねば一寸事情諭し置こう。これまで道という事情、めん/\一つ働きだけは受け取りたる。そこで一日なりと事情、一日なりと事情、楽しみ一寸身が心得んと言えば、めん/\年も取り拵えてならん。一時未だ/\という心、先々未だ長いという心治め替え/\。心楽しませ/\。

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