明治三十年十二月十七日
宮垣藤太郎四十七才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上の事情の理を尋ねる。いかな事であろ、と尋ねる。身上事情あり、変わり又変わり、だん/\変わり、どういう事であろうと、日々であろ。よう事情諭すによって、伝えてくれ。身上は余程迫り、大層という。こらどういう事であろ。これまで尽して、これ内々どうという事は、言うまでなれど、よく聞き分けて、諭してくれ。どういう事でなる、こういう事でなる。よう聞き分け。道のため運ぶ尽す理は、将来末代。理という、よう聞き分け。些かなる理及ばん。これまで運んでなあ、と更々思わず言わず。身上余程事情なれど、早く事情諭して、事情はたんのう。早く聞かしてくれるがよい。