明治三十年八月十六日
岩本卯平身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上の事情一つ堪えられん理、いかな事情どれだけ事情、どれだけ理諭すれど、緩まんと言う。身上一つどういう事も成程。中に身上どうも堪えられん。よう聞き分け。どういう事ならん。一時以てあろうまい。そんなら、どういうものと言う。一時以てなるとは、更に持たず、いかなる事情も諭する。内内一つ籠もる。為す事情この事情一時以て堪えられん。こうという事情を改め。事情とも、どういう事も治められん理出る。為すいんねん、いんねんならば思う。思うやない。運ぶ理を聞き分け。為すいんねん、内々一つの事情堪えられん事情、たんのう/\は為すいんねん。世上一つの理を見てたんのうは、いんねんのさんげ。辺所一つの理、影形も無く、事情遠く所にもあれば近くにもある。この理聞き分け。いんねんのさんげ。事早く治めてやってくれ/\。