明治三十年三月二十三日
井筒梅治郎未亡人とよ手首腫れものに付願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ身上どうも一時心得んという事情、尋ねる処/\、さあ/\まあ/\今日の日というは今日の日、一寸どういう事もあろう、こういう事もあろう。よう事情聞き分け。まあ一つこれまで道という道ありゃこそという。よく聞き分け。先々長くば心ありて、身上いかなる事今日より忘れて、皆々若き者に凭れて、いんねんという理治まりて、未だいんねん沸かす心に、一寸見ればどうなろうか知らん。結構はなか/\、十分心これより結構無いと定め。又内々一つ後や先や、これ聞き分け。一寸の理は夜も昼も思え。思えば堪えられん。日々という、何も銘々の理で案じれば切りが無い。世上見れば、なか/\一日限りと諭し置こう。これ治まれば、成程治まる。何も案じる事要らん程に/\。さあ/\先々楽しめ。

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