明治三十年三月十一日
山田伊八郎、八才、二才の小人の願
さあ/\尋ねる事情、小人一条の理を尋ねる。内々どういうものであろ、どういう事であると思う。小人事情これを尋ねる。尋ねば事情余儀無く事情、事情は何が間違うてある。何が違うてあると尋ねる。もう大抵々々重々の理は通り抜けたる。そうすればどうと思う。万事心に掛かりてなろうまい。これは精神の元一時世上になあと、すうきり見て一つの理が治まって事情、大き気を持て取り損わぬよう。成るだけ道を通り、あちらも通りこちらも通り、狭ばい所は建て出して理、心配してはならん。人がどう誰がどう、思う事は更々持たず、内々十分の心を持ってくれ。