明治二十九年六月二十日
北村繁太郎妻ます身上願
さあ/\尋ねる事情、さあ/\身上事情いかな処も諭し、どういう話も諭すれど、どうもならん事情尋ねる。尋ねるから一つ諭しよう。一つ事情これまでどういう道、幾重の道も通り、内々にもどういう事情も治め。中にも身上不足なれば、これはどういう事と思うであろう。なれど、よう聞き分け。どういう理も改め。元々こうという心一つ定めた一日、尽した道なか/\の道。内々十分こうと思う中、身の内不足なればどうであろと思う処、よう聞き分け。これまでいかな道も通りた中、道理も聞きどういう理も諭し、世界一つの理も諭し、事情鮮やかなれば、身上どうとはあろまい。道理も取り替え。為す事いんねん、よう聞き分け。一時以て身上どうとはあろうまい。早々取り替え/\。早く諭して、いかな事情も改め替え。いかな事情も、早く諭してやりてくれ/\。